Cliffrose Letter April 4 2000 イリーナの話


 先日の星野道夫の話の続きです。危うい英会話のため、ミスアンダースタンドがありましたので、ここに、訂正します。
 一つ、イリーナはサハリンではなくカムチャッカ出身だと言うこと。

二つ目は星野はシロクマではなくブラウンベアーに小さなテントで就寝中におそわれたと言うこと。

 三つ、彼はロシア、カムチャッカ半島クリル湖畔でTBSテレビのクルーに同行中だったこと。

 それから、イリーナは彼はクローが好きだったと言いました。実は、私のチャットフレンドが四冊も星野道夫の写真集を送ってくれたのです。それはすばらしい写真集でした。私はその本から、イリーナの言う、クローがどんなものか、知ったのです。

 彼はワタリガラスを追い求めたのだそうです。これは写真集の池澤夏樹のおくつきに詳しく書かれています。狩りにも同行するこの賢い鳥のことをアラスカの人々は、神話や伝説などにのこしているのだそうです。

 確かにカラスは賢い。ずるがしこいという人も居ますが、日本でも蟻の熊野詣でのころ、那智山ではヤタガラスが、導師のように扱われていますから、カラスの賢さはいにしえの昔から洋の東西を問わず認識されていたのでしょう。

 それはともかくも、星野のすばらしい言葉にも感動しました。忘れていたものを思い出すよすがに、転載させていただきました。

 それから彼のすばらしい、写真の一部も・・・。
 彼は41歳で結婚、42歳で長男誕生、43歳で旅立ったのだそうです。1996年8月8日のことでした。

いつか おまえに 会いたかった
遠い こどもの日
おまえは ものがたりの中にいた
ところが あるとき
ふしぎな体験をした
町の中で ふと
おまえの存在を 感じたんだ
電車にゆられているとき
横断歩道を わたろうとする しゅんかん
おまえは
見知らぬ 山の中で
ぐいぐいと草をかきわけながら
大きな倒木を
のりこえているかもしれないことに
気がついたんだ
気がついたんだ
おれたちに 同じ時間が ながれていることに
 
星野道夫の仕事 第三巻 生き物たちの宇宙 巻頭言
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