紅葉のカナダ、バンクーバーから、久しぶりのCliffrose Letterです。
ご無沙汰ばかりで申し訳ありません。日々の生活に追われて、
ご報 告をするのを怠っておりました。お許し下さいませ。
この夏、正式にB&BのライセンスをCoquitlam CItyから取得、
自宅をB&BCliffroseといたしました。URLも新しくアップいたしました。
http://www.cyanagitani.com/B&BCliffrosetop.htm
お暇なときにご覧下さいませ。
さて、この11月23日から12月2日まで二年ぶりに自宅で個展を 開催する
ことになりました。ご案内は改めて差し上げますが、
今度は カナダのゆるい風を感じていただけたらと
風景画を描いています。
以下は、カナダ雑感をさるMLに書いたものです。
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食い 物の話 in Canada,Vancouver
茗荷を食べ過ぎると「あほ」になるそうだ。日本にいるときは滅多に
買うこと もなかったので「あほ」にはなりにくかった。少しはまだ賢かったかも
しれない。 しかし、今は間違いなく「あほ」になっている。ぷっくりと瑞々しい
茗荷が裏庭 に取れども取れども生えるからである。コールスローや、刺身の
けんに混ぜ たり、薄くスライスして鰹節をまぶしたり、そうめんの薬味、紅生姜と
ともに漬 け込んで焼き魚に添えたりと、茗荷の匂いと味に親しんでいる。
春先、2月、雪の間から蕗の薹。これもぷっくりとよく太っている。もし、この
世で
一番の良い匂いはと聞かれたら、私は蕗の薹だと答えるだろう。昆布と 煮て佃煮。
少し味噌を混ぜてあつあつご飯と。てんぷらもいい。うーん、辛口の 日本酒とは、
まさしくであいもの。蕗の薹だけでなく、蕗の煮物は夏までの定 番である。
逝ってしまった夫は、鴨が好きだった。鴨鍋。胸肉が柔らかくてうまいのだが、
とても高価であった。薄くスライスして鴨鍋を囲んだことを思い出す。この鴨は
実はアヒルとの合鴨であった。カナダの鴨は本物の鴨。しかも丸ごと一匹を
さ ばくのである。夫は鴨の水炊きを好んだが、私はすき焼きもする。
厚焼きの麩、 こんにゃく、豆腐、葱をたっぷりいれて、鴨葱すき焼きの
できあがり。鴨の脂は 不飽和脂肪酸だとかで、健康には問題ないそうだが、
定かなことは知らない。
豆腐がうまい。水がおいしいからだと思う。
その上、種類が多い。絹ごしから 木綿、固いものまで沢山の種類がある。
揚げ出汁豆腐、冷や奴。時に、冷や 奴にブラックビーンガーリックソースが
ミスマッチのようだが絶品。ついでに、 湯葉がおいしい。英名はビーンカード。
葱について。年を通じて三把一ドル、85円くらい。刻んで納豆と。ぶつ切り
にしてすき焼きに。縦に割いて味噌と北京ダックとともに。また、リークと言う
葱がある。太くて芯まで葉である。煮込むと甘くて柔らかになる。リークは姿が
美しい。絵になる。葱と同じにたっぷりと使う。
もちろん、カナダと言えば鮭。
八月のはじめ川を遡上する前に、海でとらえ たソッカイサーモンを、今年は、
45匹買った。一匹13ドル。これはまとめて 冷凍庫に入れている。刺身、
たたき、昆布締め、塩鮭、ステーキ。ダブルス モークサーモンもまたうまい。
牛肉。AAAのロースが百グラム150円ほど。大体六キロが一塊りである。
日本のように薄くスライスしたものは、普通は売っていない。よってChieko は
肉切り包丁と電動スライサーを持っている。薄くスライスしてしゃぶしゃぶ、
すき焼き、冷しゃぶ。シチューはバジルとチリパウダーをたっぷりと入れる。
ローストビーフはガーリックパウダーと粗挽きの黒コショーをまぶして焼く。
塩はかけない。冷たくしてもおいしいが、あつあつは切りにくいけれど、
もっ とおいしい。
米。十キロ1500円くらい。これはカナダ特産ではなく
カリフォルニア 産である。ジャポニカ米の短粒種こしひかり。日本では
二割増しの水加 減で炊くが三割り増しの水加減にする。炊きたてに、うーーん、
我が ふるさとの金山寺味噌。
柚子味噌。味噌はChieko手作り。
柑橘類はとれないカナダなので、柚 子の輸入は自由。Chiekoが11月下旬に
帰国するのは、柚子のためであ る。一年分運んできて冷凍庫で眠らせる。
韓国系のスーパーには柚子茶 と言うマーマレードのようなものが売られ
ていて、とてもいい匂いがする。 これで柚子味噌が出来ないこともない。
北米のキュウリは大きいのだが、 この頃何故か、ジャパニーズ
キューカンバーと呼ばれる赤ちゃんキュウリ が出回るようになった。
柚子みそを付けてがりがりといただく。
ダンジネスクラブ。可笑しいはなし
だが、バンクーバーの入り江のどこ にでも、この蟹はうようよいる。Chiekoも
ライセンスを買って、一時期蟹獲り に狂った。紐を付けた大きな駕籠に、
鳥の足などくくりつけて海に放り込 むと、ざくざく蟹が入る。それを引き
上げるのであるが、喜ぶのは早い。甲 羅が16センチ以下のものと雌は、
獲ってはいけない。パークポリスが見張 っている。16センチ以下の子供
ばかりが駕籠に入ってくるのである。蟹が かしこい。大人の蟹が子供に
言うのであろう。「必ず帰れるから、餌だけ食 ってこい。けれども16センチ
以上の俺は行かない」と。Chiekoがお店で蟹 を買った方が安いと悟ったの
はずいぶんたってからであった。この蟹の調 理法はボイルするだけ。
ほのかに塩味がするので、何も付けずに黙って 食べる。ボタン海老の
刺身もなかなかのものである。その時、海老の頭は きりっと唐揚げにする。
ちなみに、魚釣りもカナダではライセンスを買わな ければならない。
椎茸、昆布、海苔、海老、小豆、タロイモなどが豊富で安い。
椎茸は 大鍋で甘く炊き、小分けにして冷凍、寿司や茶碗蒸し、煮物などに
使っ ている。タロイモは和菓子のように使える。蒸して潰し砂糖を入れて練る
と
薄紫になる。
ブルーベリーは七月末ごろ。近くにブルーベリーファーム
がある。毎 年45パウンドくらいジャムにする。ブルーベリーは目に良い
そうだが、 ほとんどお土産にしてしまうので、Chiekoの目は相変わらず
悪い。
サク ランボ、ネクタリン、プルーン、ほかにも名も知らない果物が
沢山ある。 洋梨は赤ワインで煮ると上質なデザートとなる。我が家の
裏庭のオリエ ンタルペアは、コリアンの生徒達が楽しみにしている。
韓国料理は、梨 なしではお話にならないそうだ。カナダ産ではないが、
マンゴがおいし い。南まで続いているアメリカ大陸のせいで、
冬にも西瓜が食べられる。
ワイン。一つの街に二軒ほどオーダーワインができる店がある。
世界 中の葡萄のジュースがそろっていて、「カリフォルニアのナタバレー
の シャルドネ」などとオーダーすることが出来る。六週間から六ヶ月
かか るが、ボトリングとコルク詰め、ラベリングまで自分でするので、
すっか りハウスワイン気取りである。お客様用に年間200本ほど
オーダーす る。自家用のみ。タックスが軽減される。Chiekoはしかし、
決してウワ バミではない。内緒であるがアルコールアレルギーが少し・・・・。
無くて懐かしいのが手手噛む鰯だけかもしれない。
後は松茸、いくら、筋子、ウニのほとんどは、日本に輸出されてしまう
そうである。
柳谷Chieko 拝
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Love from Chieko Yanagitani in Greater Vancouver
E-Mail cyanagitani@shaw.ca
MSN cyanagitani@hotmail.com
URL http://www.cyanagitani.com
B&B http://www.cyanagitani.com/B&BCliffrosetop.htm
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Cliffrose Letter Oct.6.2004 食い物の話