Cliffrose Letter March 13 2003 停電 in Canada

Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。眠れない夜の話。みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。
Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。眠れない夜の話。
 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



==============================================
Love from Chieko Yanagitani from Greater Vancouver
E-Mail cyanagitani@shaw.ca
MSN   cyanagitani@hotmail.com
URL   http://www.cyanagitani.com
===========================================みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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===========================================みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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      Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加



 みなさま、お元気でお過ごしでいらっしゃいましょうか。忙しさ

に取り紛れて、Cliffrose通信を怠けてしまっていました。ずい

ぶんご無沙汰いたしております。

 バンクーバーは雨期の冬が訪れたはずでしたが、ここ数日は

素晴らしいインディアンサマー、晴れた日に必ず降りる分厚い霜

のおかげで、長く楽しませてくれた庭のコスモスもダリアも全滅で

す。さて、

 この3月末日、息子の渡加に伴い、日本の自宅を、近畿大学

医学部で英語を教えていらっしゃるアメリカ人のご婦人にお貸

しいたしました。

 夫と共に建てた思い出深い家から、荷物を処分したり、私の大

好きだった大きなダイニングテーブルをカナダに向けて運び出

すときは、感慨深いものがありました。今はバンクーバーの自宅

に何事も無かったようにテーブルは鎮座ましましています。不思

議です。このテーブルに頬杖をついていると、まるでバンクーバ

ーが泉北ででもあるかのような気分です。

 ただ、私たちが長く集めた書籍が、買い取られることもなく、紙

くずとして、運び去られるのを聞いたときは、哀しく思いました。

あの膨大な本たちは、私たちの心の歴史でもありました。しかし、

こうして処分されるのも押しとどめられない新しい歴史であると

するなら、甘受するより無いと思いました。すべての処分を息子

に託すのも大きな迷惑でしょうから、かえって私が処分できて良

かったのかもしれません。

 夫が旅立って丸六年になろうとしています。未だのうのうと生

きながらえている自分がここにあります。模索しつつ生きてきた

この六年を夫への感謝で振り返らずにはいられません。

 さて、息子将城はライフスタイルを変えるべく、この四月の半

ばにこちらにまいりました。その後、幸いにも、夫の長年の友人

であったカナディアンの弁護士David・Andasson氏のご厚意で

彼の事務所で働かせていただくことにことになり、ワーク・ビザを

取得することができました。将来はいかようになるか、すべては

彼の努力次第ですが、多少の展望が開かれつつあると私は思

っています。

 彼も今はこちらの山登りのグループに参加して、結構カナダ

ライフを楽しんでいる様子です。まだまだ知らないカナダの生

活と自然を学んでいってもらいたいものです。さて、ここからは

宣伝です。

 我がクリフローズ亭では、日本からのショートステイをお受け

いたしております。安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描き

たい方、詩作に耽りたい方、マスコミ、税務署、警察などに追

われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみ

に足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き

受けいたしております。私の絵とカナダの自宅に付いてはHP

をご覧くださいませ。

  カナダは優しい国です。勝ったり負けたりのない国です。

穏やかな国です。自由な国です。自然そのままの国です。

   皆様のお越しを重ねてお待ちいたしております。
 
  Cliffrose亭   柳谷 千恵子 cyanagitani@shaw.ca  

              柳谷 将城   myanagi@shaw.ca

        URL   http://www.cyanagitani.com

 2967 Cliffrose Cres.Coquitlam.B.C.Canada V3E 2T2

                1-604-945-5945

 ==============================================
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  Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加      Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加



 みなさま、お元気でお過ごしでいらっしゃいましょうか。忙しさ

に取り紛れて、Cliffrose通信を怠けてしまっていました。ずい

ぶんご無沙汰いたしております。

 バンクーバーは雨期の冬が訪れたはずでしたが、ここ数日は

素晴らしいインディアンサマー、晴れた日に必ず降りる分厚い霜

のおかげで、長く楽しませてくれた庭のコスモスもダリアも全滅で

す。さて、

 この3月末日、息子の渡加に伴い、日本の自宅を、近畿大学

医学部で英語を教えていらっしゃるアメリカ人のご婦人にお貸

しいたしました。

 夫と共に建てた思い出深い家から、荷物を処分したり、私の大

好きだった大きなダイニングテーブルをカナダに向けて運び出

すときは、感慨深いものがありました。今はバンクーバーの自宅

に何事も無かったようにテーブルは鎮座ましましています。不思

議です。このテーブルに頬杖をついていると、まるでバンクーバ

ーが泉北ででもあるかのような気分です。

 ただ、私たちが長く集めた書籍が、買い取られることもなく、紙

くずとして、運び去られるのを聞いたときは、哀しく思いました。

あの膨大な本たちは、私たちの心の歴史でもありました。しかし、

こうして処分されるのも押しとどめられない新しい歴史であると

するなら、甘受するより無いと思いました。すべての処分を息子

に託すのも大きな迷惑でしょうから、かえって私が処分できて良

かったのかもしれません。

 夫が旅立って丸六年になろうとしています。未だのうのうと生

きながらえている自分がここにあります。模索しつつ生きてきた

この六年を夫への感謝で振り返らずにはいられません。

 さて、息子将城はライフスタイルを変えるべく、この四月の半

ばにこちらにまいりました。その後、幸いにも、夫の長年の友人

であったカナディアンの弁護士David・Andasson氏のご厚意で

彼の事務所で働かせていただくことにことになり、ワーク・ビザを

取得することができました。将来はいかようになるか、すべては

彼の努力次第ですが、多少の展望が開かれつつあると私は思

っています。

 彼も今はこちらの山登りのグループに参加して、結構カナダ

ライフを楽しんでいる様子です。まだまだ知らないカナダの生

活と自然を学んでいってもらいたいものです。さて、ここからは

宣伝です。

 我がクリフローズ亭では、日本からのショートステイをお受け

いたしております。安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描き

たい方、詩作に耽りたい方、マスコミ、税務署、警察などに追

われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみ

に足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き

受けいたしております。私の絵とカナダの自宅に付いてはHP

をご覧くださいませ。

  カナダは優しい国です。勝ったり負けたりのない国です。

穏やかな国です。自由な国です。自然そのままの国です。

   皆様のお越しを重ねてお待ちいたしております。
 
  Cliffrose亭   柳谷 千恵子 cyanagitani@shaw.ca  

              柳谷 将城   myanagi@shaw.ca

        URL   http://www.cyanagitani.com

 2967 Cliffrose Cres.Coquitlam.B.C.Canada V3E 2T2

                1-604-945-5945

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Cliffrose Letter 2002 .12.8 第七回油絵小品展を終えて

Cliffrose Letter 2002 .12.8 第七回油絵小品展を終えて

 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

0041-1-604-945-5945

柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

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柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

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柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

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柳谷 千恵子 拝
第七回 柳谷 千恵子 油絵小品展

































 
  

 
 

 

 


紅葉のカナダ、バンクーバーから、久しぶりのCliffrose Letterです。

ご無沙汰ばかりで申し訳ありません。日々の生活に追われて、

ご報 告をするのを怠っておりました。お許し下さいませ。  

この夏、正式にB&BのライセンスをCoquitlam CItyから取得、

自宅をB&BCliffroseといたしました。URLも新しくアップいたしました。

http://www.cyanagitani.com/B&BCliffrosetop.htm

お暇なときにご覧下さいませ。
 

さて、この11月23日から12月2日まで二年ぶりに自宅で個展を 開催する

ことになりました。ご案内は改めて差し上げますが、今度は カナダのゆるい

風を感じていただけたらと風景画を描いています。  

以下は、カナダ雑感をさるMLに書いたものです。

””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

 食い 物の話 in Canada,Vancouver  


茗荷を食べ過ぎると「あほ」になるそうだ。日本にいるときは滅多に

買うこと もなかったので「あほ」にはなりにくかった。少しはまだ賢かったかも

しれない。 しかし、今は間違いなく「あほ」になっている。ぷっくりと瑞々しい

茗荷が裏庭 に取れども取れども生えるからである。コールスローや、刺身の

けんに混ぜ たり、薄くスライスして鰹節をまぶしたり、そうめんの薬味、紅生姜と

ともに漬 け込んで焼き魚に添えたりと、茗荷の匂いと味に親しんでいる。


 春先、2月、雪の間から蕗の薹。これもぷっくりとよく太っている。もし、この 世で

一番の良い匂いはと聞かれたら、私は蕗の薹だと答えるだろう。昆布と 煮て佃煮。

少し味噌を混ぜてあつあつご飯と。てんぷらもいい。うーん、辛口の 日本酒とは、

まさしくであいもの。蕗の薹だけでなく、蕗の煮物は夏までの定 番である。  


逝ってしまった夫は、鴨が好きだった。鴨鍋。胸肉が柔らかくてうまいのだが、

とても高価であった。薄くスライスして鴨鍋を囲んだことを思い出す。この鴨は

実はアヒルとの合鴨であった。カナダの鴨は本物の鴨。しかも丸ごと一匹を

さ ばくのである。夫は鴨の水炊きを好んだが、私はすき焼きもする。

厚焼きの麩、 こんにゃく、豆腐、葱をたっぷりいれて、鴨葱すき焼きの

できあがり。鴨の脂は 不飽和脂肪酸だとかで、健康には問題ないそうだが、

定かなことは知らない。


 豆腐がうまい。水がおいしいからだと思う。

その上、種類が多い。絹ごしから 木綿、固いものまで沢山の種類がある。

揚げ出汁豆腐、冷や奴。時に、冷や 奴にブラックビーンガーリックソースが

ミスマッチのようだが絶品。ついでに、 湯葉がおいしい。英名はビーンカード。  


葱について。年を通じて三把一ドル、85円くらい。刻んで納豆と。ぶつ切り

にしてすき焼きに。縦に割いて味噌と北京ダックとともに。また、リークと言う

葱がある。太くて芯まで葉である。煮込むと甘くて柔らかになる。リークは姿が

美しい。絵になる。葱と同じにたっぷりと使う。  


もちろん、カナダと言えば鮭。

八月のはじめ川を遡上する前に、海でとらえ たソッカイサーモンを、今年は、

45匹買った。一匹13ドル。これはまとめて 冷凍庫に入れている。刺身、

たたき、昆布締め、塩鮭、ステーキ。ダブルス モークサーモンもまたうまい。


 牛肉。AAAのロースが百グラム150円ほど。大体六キロが一塊りである。

日本のように薄くスライスしたものは、普通は売っていない。よってChieko は

肉切り包丁と電動スライサーを持っている。薄くスライスしてしゃぶしゃぶ、

すき焼き、冷しゃぶ。シチューはバジルとチリパウダーをたっぷりと入れる。

ローストビーフはガーリックパウダーと粗挽きの黒コショーをまぶして焼く。

塩はかけない。冷たくしてもおいしいが、あつあつは切りにくいけれど、

もっ とおいしい。  


米。十キロ1500円くらい。これはカナダ特産ではなく

カリフォルニア 産である。ジャポニカ米の短粒種こしひかり。日本では

二割増しの水加 減で炊くが三割り増しの水加減にする。炊きたてに、うーーん、

我が ふるさとの金山寺味噌。  


柚子味噌。味噌はChieko手作り。

柑橘類はとれないカナダなので、柚 子の輸入は自由。Chiekoが11月下旬に

帰国するのは、柚子のためであ る。一年分運んできて冷凍庫で眠らせる。

韓国系のスーパーには柚子茶 と言うマーマレードのようなものが売られ

ていて、とてもいい匂いがする。 これで柚子味噌が出来ないこともない。


北米のキュウリは大きいのだが、 この頃何故か、ジャパニーズ

キューカンバーと呼ばれる赤ちゃんキュウリ が出回るようになった。

柚子みそを付けてがりがりといただく。  


ダンジネスクラブ。可笑しいはなし

だが、バンクーバーの入り江のどこ にでも、この蟹はうようよいる。Chiekoも

ライセンスを買って、一時期蟹獲り に狂った。紐を付けた大きな駕籠に、

鳥の足などくくりつけて海に放り込 むと、ざくざく蟹が入る。それを引き

上げるのであるが、喜ぶのは早い。甲 羅が16センチ以下のものと雌は、

獲ってはいけない。パークポリスが見張 っている。16センチ以下の子供

ばかりが駕籠に入ってくるのである。蟹が かしこい。大人の蟹が子供に

言うのであろう。「必ず帰れるから、餌だけ食 ってこい。けれども16センチ

以上の俺は行かない」と。Chiekoがお店で蟹 を買った方が安いと悟ったの

はずいぶんたってからであった。この蟹の調 理法はボイルするだけ。

ほのかに塩味がするので、何も付けずに黙って 食べる。ボタン海老の

刺身もなかなかのものである。その時、海老の頭は きりっと唐揚げにする。

ちなみに、魚釣りもカナダではライセンスを買わな ければならない。  


椎茸、昆布、海苔、海老、小豆、タロイモなどが豊富で安い。

椎茸は 大鍋で甘く炊き、小分けにして冷凍、寿司や茶碗蒸し、煮物などに

使っ ている。タロイモは和菓子のように使える。蒸して潰し砂糖を入れて練る と

薄紫になる。  


ブルーベリーは七月末ごろ。近くにブルーベリーファーム

がある。毎 年45パウンドくらいジャムにする。ブルーベリーは目に良い

そうだが、 ほとんどお土産にしてしまうので、Chiekoの目は相変わらず

悪い。


サク ランボ、ネクタリン、プルーン、ほかにも名も知らない果物が

沢山ある。 洋梨は赤ワインで煮ると上質なデザートとなる。我が家の

裏庭のオリエ ンタルペアは、コリアンの生徒達が楽しみにしている。

韓国料理は、梨 なしではお話にならないそうだ。カナダ産ではないが、

マンゴがおいし い。南まで続いているアメリカ大陸のせいで、

冬にも西瓜が食べられる。  


ワイン。一つの街に二軒ほどオーダーワインができる店がある。

世界 中の葡萄のジュースがそろっていて、「カリフォルニアのナタバレー

の シャルドネ」などとオーダーすることが出来る。六週間から六ヶ月

かか るが、ボトリングとコルク詰め、ラベリングまで自分でするので、

すっか りハウスワイン気取りである。お客様用に年間200本ほど

オーダーす る。自家用のみ。タックスが軽減される。Chiekoはしかし、

決してウワ バミではない。内緒であるがアルコールアレルギーが少し・・・・。 


 無くて懐かしいのが手手噛む鰯だけかもしれない。  


後は松茸、いくら、筋子、ウニのほとんどは、日本に輸出されてしまう

そうである。       

柳谷Chieko 拝  


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みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振
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り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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1、旅立ちの日
2、蜂鳥
3、クリフローズ通信をお届けします
4、ヘンケルの牛刀
5、新春笑い話をお届けしましょう
6、出版のごあいさつ
7、I got landed immigrant status
8、小さな総括
9、裏の庭でつくしを見つけました
10、April 4 '00: イリーナの話
11、July '00: Vancouver便り
12、Oct. 29 '00: 酔歌祭のこと
13、Nov. 26 '00: 藤村の根無し草四つの巻の序
14、Sep.16 '00: I got new boyfriend.
15、Mar. 15 '01: 素晴らしい春の始まり
16、Oct. 11 '01: 酔歌祭
17、アドレス変更のお願い
18、Dec. 22 '01: 酔歌祭の御礼
19、Jan. '02: A Happy New Year to Everybody.
20、Mar. 20 '02: 息子たちへ
21、今旅立とうとしている母へ
22、「すばるのかなた」ご出版に寄せて
23、柳谷千恵子油彩小品展のお知らせ
24、柳谷千恵子油彩小品展の御礼
25 Cliffrose Letter Jan. 1.2003 :あけましておめでとうございます
26 Cliffrose Letter March 13 2003 停電 in Canada
27 Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加
28、Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。
29、Cliffrose Letter Oct.6.2004 食い物の話
30..Cliffrose Letter Oct.25 2004  個展のご案内
31.Cliffrose Letter Dec.30. 2004 昨日はどこにもありません。
32.独り女の独り言
33、.死生観
34.数々の出会い
35.Feel Guilty
36.旅立つ親友太田則子へ送る言葉
37.映画の話
38.狭い地球
39.英語でのコミュニケーション 将城
40.モーツアルトとサリエリとChieko
41.商売と信頼関係 将城
42.VOL.36 Cliffrose Letter Dec.30.'05 平穏・平凡・平和
43.Cliffrose Letter vol. 37 - 年賀状とクリスマスカード
44.Mr.Revenko& Mr.Ohyama  
45.Cliffrose Letter vol. 38 ‐ 謙譲の美徳と外国人
46.Vol.39 Cliffrose Letter Feb.18.'06 春のお知らせ
47.Vol.39 Cliffrose Letter Feb.18.'06 花のお知らせ
48.Vol40 Cliffrose Letter Apr.22.'06 イゴール氏と大山氏
.49Mr.Ohyama's Mail
50.Vol.41on Jun 25, 2006 - 住みやすいのはドッチ?日本vsカナダ
51.Vol.42 「崖の薔薇」と町名変更訴訟雑感
52.Vol.43  クリスマスって何の日?
53.Vol.44  Cosmopolitan  コスモポリタン
54.Vol.45 遅い夏の訪れ
55.Vol.46 バンクーバー外食事情
56.Vol.47大根おろしと「ちりとてちん」
57.Vol.48 あけましておめでとうございます
58.Vol.49カナダ人の日本語理解度
59.Cliffrose Letter Vol.48 あけましておめでとうございます
60.Cliffrose Letter Vol.50 2008.Apr. 世代交代のとき?
61.CliffroseLetter Vol.52 29.Aug.:2008 一粒のトマトの種もし死なずば・・
62.CliffroseLetter Vol.53 29.Aug.:2008 匂いの野菜
63.CliffroseLetter Vol.54 5.Oct.2008 フランス生まれのトマトその後
64.CliffroseLetterVol.55 ナイアガラとアメリカ
65.CliffroseLetterVol.56 リサイクルin Canada
66.CliffroseLetterVol.57 新年のご挨拶
67.CliffroseLetterVol.58 往く年来る年
68.Cliffrose Letter Vol.60 柚子の栽培とおからの話
69.Cliffrose Letter Vol.61 チビた鉛筆と蕗の薹 
70.Cliffrose Letter Vol.62カナダ産の新生姜 
71.CliffroseLetter.Vol.63 夫のいます山・Mt.Baker
72.CliffroseLetter.Vol.64 秋から冬へのカナダの風物詩
73. Cliffrose Letter vol. 65 年末のご挨拶 デフレ雑感
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78.CliffroseLetter Vol 66. 今年得たもの無くしたもの  
 
 
80.CliffroseLetter Vol 67 日加サービス比較
81.Cliffrose Letter Vol .68  Cliffroseはひきこもり






  


LETTER
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Cliffrose Letter Oct.6.2004 食い物の話 









I

 




CliffroseLetter 1998_2009