Cliffrose Letter March 13 2003 停電 in Canada


 

























  

 



みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振
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Love from Chieko Yanagitani in Greater Vancouver
E-Mail cyanagitani@shaw.ca
MSN   cyanagitani@hotmail.com
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り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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1、旅立ちの日
2、蜂鳥
3、クリフローズ通信をお届けします
4、ヘンケルの牛刀
5、新春笑い話をお届けしましょう
6、出版のごあいさつ
7、I got landed immigrant status
8、小さな総括
9、裏の庭でつくしを見つけました
10、April 4 '00: イリーナの話
11、July '00: Vancouver便り
12、Oct. 29 '00: 酔歌祭のこと
13、Nov. 26 '00: 藤村の根無し草四つの巻の序
14、Sep.16 '00: I got new boyfriend.
15、Mar. 15 '01: 素晴らしい春の始まり
16、Oct. 11 '01: 酔歌祭
17、アドレス変更のお願い
18、Dec. 22 '01: 酔歌祭の御礼
19、Jan. '02: A Happy New Year to Everybody.
20、Mar. 20 '02: 息子たちへ
21、今旅立とうとしている母へ
22、「すばるのかなた」ご出版に寄せて
23、柳谷千恵子油彩小品展のお知らせ
24、柳谷千恵子油彩小品展の御礼
25 Cliffrose Letter Jan. 1.2003 :あけましておめでとうございます
26 Cliffrose Letter March 13 2003 停電 in Canada
27 Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加
28、Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。
29、Cliffrose Letter Oct.6.2004 食い物の話
30..Cliffrose Letter Oct.25 2004  個展のご案内
31.Cliffrose Letter Dec.30. 2004 昨日はどこにもありません。
32.独り女の独り言
33、.死生観
34.数々の出会い
35.Feel Guilty
36.旅立つ親友太田則子へ送る言葉
37.映画の話
38.狭い地球
39.英語でのコミュニケーション 将城
40.モーツアルトとサリエリとChieko
41.商売と信頼関係 将城
42.VOL.36 Cliffrose Letter Dec.30.'05 平穏・平凡・平和
43.Cliffrose Letter vol. 37 - 年賀状とクリスマスカード
44.Mr.Revenko& Mr.Ohyama  
45.Cliffrose Letter vol. 38 ‐ 謙譲の美徳と外国人
46.Vol.39 Cliffrose Letter Feb.18.'06 春のお知らせ
47.Vol.39 Cliffrose Letter Feb.18.'06 花のお知らせ
48.Vol40 Cliffrose Letter Apr.22.'06 イゴール氏と大山氏
.49Mr.Ohyama's Mail
50.Vol.41on Jun 25, 2006 - 住みやすいのはドッチ?日本vsカナダ
51.Vol.42 「崖の薔薇」と町名変更訴訟雑感
52.Vol.43  クリスマスって何の日?
53.Vol.44  Cosmopolitan  コスモポリタン
54.Vol.45 遅い夏の訪れ
55.Vol.46 バンクーバー外食事情
56.Vol.47大根おろしと「ちりとてちん」
57.Vol.48 あけましておめでとうございます
58.Vol.49カナダ人の日本語理解度
59.Cliffrose Letter Vol.48 あけましておめでとうございます
60.Cliffrose Letter Vol.50 2008.Apr. 世代交代のとき?
61.CliffroseLetter Vol.52 29.Aug.:2008 一粒のトマトの種もし死なずば・・
62.CliffroseLetter Vol.53 29.Aug.:2008 匂いの野菜
63.CliffroseLetter Vol.54 5.Oct.2008 フランス生まれのトマトその後
64.CliffroseLetterVol.55 ナイアガラとアメリカ
65.CliffroseLetterVol.56 リサイクルin Canada
66.CliffroseLetterVol.57 新年のご挨拶
67.CliffroseLetterVol.58 往く年来る年
68.Cliffrose Letter Vol.60 柚子の栽培とおからの話
69.Cliffrose Letter Vol.61 チビた鉛筆と蕗の薹 
70.Cliffrose Letter Vol.62カナダ産の新生姜 
71.CliffroseLetter.Vol.63 夫のいます山・Mt.Baker
72.CliffroseLetter.Vol.64 秋から冬へのカナダの風物詩
73. Cliffrose Letter vol. 65 年末のご挨拶 デフレ雑感
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78.CliffroseLetter Vol 66. 今年得たもの無くしたもの  
 
 
80.CliffroseLetter Vol 67 日加サービス比較
81.Cliffrose Letter Vol .68  Cliffroseはひきこもり





  1998年5月に移住後、出会えた人々の話を・・・。


  移住してすぐ、隣のシンディに英語を教えてもらうことになった。

彼女はとても親切で、neighborfood picnicなどと称して、1人暮らしの

私をハンバーガー・パーティに誘い出してくれたりした。彼女の父親

は、ドイツからオランダ、ロシアを通過してカナダに流れ着いたという

ジューイッシュであった。We have many stories.と彼女は話した。


ヒットラーに追われて多くのユダヤ系の人たちが逃げ出したことを

私は知っている。とらわれた人たちはガス室に、逃げおおせた

人たちの1人がシンディの父親なのであった。悲しく虚しい歴史だが、

今も同じことが世界のどこかで行われている。


 1999年に永住権を取得した。Coquitlam Cityは新永住権者を

無料でESL(英語を母国語としない人に対する公共の英語教育クラス)

に行かせてくれるが、それ以前にも私はすでに学校へ行っていて、

そこで昔日本に留学したことがあるというピアノ教師のアンジェラと

出会い友達になった。彼女は次々に私のために日本語の生徒や

絵の生徒を紹介してくれた。物書きとしても絵描きとしても名もない

私にである。実は、永住権を取得する以前から内緒で小遣い稼ぎ

はしていたのだが、今では多くの生徒を持つことができた。

アンジェラのおかげである。彼女は台湾人であった。


 カナダは優しい国である。余り豊かでもないのに、世界の難民を

受け入れ、手厚く保護する。永住権取得後のESLでは、ロシア、

ルーマニア、コソボ、韓国、キューバ、イラン、台湾の生徒が多かっ

た。当時の世界のニュースの縮図である。


 ロシアから来た生物学者は、すでに七十を越えていた。やむに

やまれず捨てた国を思いながら、新しい国で暮らす苦渋が顔に表

れていて、英語の学習もままならない様子だった。


 コソボから来た若い男性。直前まで仲の良かった近隣が殺し合う

という報道を知っていた私は、彼の事情も推し量れたが、解放感か

らか、陽気でクラスの人気者であった。


 ルーマニアから来たピアニストのヘレナは、ある日私に、バイエル

の教則本を貸してくれないかと言った。子供に教える簡単な歌曲が

欲しいのだという。「貴方はピアニストなのになぜ国を出るとき、

沢山譜面を持ってこなかったの?」私は聞いた。何でもないことの

ように。


 8年前、国を出るとき、私たちはたった二つのスーツケースしか持っ

て来られなかったのよ」 ショパンのノクターンの譜面を貸した私に

彼女はそう言った。


 彼女の夫は建設会社のオーナーだったという。国での彼女の生活は

かなり高級な感じだった。私は、チャウセスク大統領夫婦の射殺された

死に顔、ダイヤが埋め込まれた夫人の靴、パレスのような建設途中

のビッグハウスの写真を、彼等にオーバーラップさせずにはいられ

なかった。


 ある日、ロシアからの難民のイリーナが話しかけてきた。彼女と夫は

日本のふりかけが好きだということである。彼女はカムチャッカから来た

歯科医であった。


 「貴方は日本人でしょ。星野道夫をしってる?彼は有名な生物学者で、

写真家だと思うが・・」 

*「白熊に食われちゃった?」

私の知識はそんなものでしかなかった。

星野道夫を良く知らなかったのである。


 私はイリーナの次の言葉を待った。

「星野はクロー(カラス)が好きだったのよ。

大学教授だった夫は、そのとき星野と行動を共にしていたの。

星野をあやめたブラウンベアーを射殺したのは夫のイゴール・レベンコなの」


 絶句である。歴史やニュースが肌で感じられるところに私はいるのだ

った。私が即座に彼等をディナーに招待したのはいうまでもない。下手

な英語で何とか詳細を聞き取りたいという私の欲望はどうしようもなか

った。


   ディナーに招待したイリーナとイゴールから、私は「どうぶつ奇想天外」

と言う日本のビデオをもらった。星野とイゴールはTBSのクルーに同行、

ブラウンベアーを取材にカムチャッカ・クリル湖畔にいたのである。イ

ゴールや他のスタッフは小屋で休んでいたが、星野は1人でテントで

就寝中にブラウンベアーに襲われた。イゴールはその熊を追い、射殺

したのだそうである。


 その後私は「星野道夫の仕事」写真集4巻を手に入れることができた。

星野は写真ばかりでなくエッセイや詩も書いている。彼はポーラー

ベアーとワタリガラスに惹かれて、大学卒業後アラスカ大学にいき、

主にアラスカを撮影する写真家になった。ご存じの方も多いと思うが、

すばらしい写真である。


 星野道夫は41歳で結婚、42歳で長男誕生、43歳で逝った。
 
 惜しい人を亡くしたものだが、熊に襲われても、あの世で星野は後悔

していないのではないかとも、私は思った。

 忘れてしまっていたものを思い出すよすがに彼の詩を。



 いつか おまえに 会いたかった

 遠い こどもの日

 おまえは ものがたりの中にいた

 ところが あるとき

 ふしぎな体験をした

 町の中で ふと

 おまえの存在を 感じたんだ

 電車にゆられているとき

 横断歩道を わたろうとする しゅんかん

 おまえは

 見知らぬ 山の中で

 ぐいぐいと草をかきわけながら

 大きな倒木を

 のりこえているかもしれないことに

 気がついたんだ

 気がついたんだ

 おれたちに 同じ時間が ながれていることに


 星野道夫の仕事 第三巻 生き物たちの宇宙 巻頭言より


  (編集部補)星野道夫さんのHP

  http://www.michio-hoshino.com/




  【執筆者プロファイル】

   柳谷 千恵子(やなぎたに ちえこ)

   和歌山県海南市生まれ。同志社大学、社会福祉学専攻。

   横河橋梁大阪支店の支店長秘書の後、弁護士柳谷晏秀と結婚。

   万年候補作家、売れない絵描き、大工、木賃宿くりふろーず亭亭主

   ガーデニング、コンピューター・アディクト、映画マニア。個展七回。
     URL http://www.cyanagitani.com

  


LETTER
ARTSTUDIO YOKOHAMA B&BCLIFFROSE QUESTS MYHOUSEINJAPAN









I

 

数々の出会い




Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。眠れない夜の話。みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。
Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。眠れない夜の話。
 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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URL   http://www.cyanagitani.com
===========================================みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



==============================================
Love from Chieko Yanagitani from Greater Vancouver
E-Mail みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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Love from Chieko Yanagitani from Greater Vancouver
E-Mail みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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Love from Chieko Yanagitani from Greater Vancouver
E-Mail
      Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加



 みなさま、お元気でお過ごしでいらっしゃいましょうか。忙しさ

に取り紛れて、Cliffrose通信を怠けてしまっていました。ずい

ぶんご無沙汰いたしております。

 バンクーバーは雨期の冬が訪れたはずでしたが、ここ数日は

素晴らしいインディアンサマー、晴れた日に必ず降りる分厚い霜

のおかげで、長く楽しませてくれた庭のコスモスもダリアも全滅で

す。さて、

 この3月末日、息子の渡加に伴い、日本の自宅を、近畿大学

医学部で英語を教えていらっしゃるアメリカ人のご婦人にお貸

しいたしました。

 夫と共に建てた思い出深い家から、荷物を処分したり、私の大

好きだった大きなダイニングテーブルをカナダに向けて運び出

すときは、感慨深いものがありました。今はバンクーバーの自宅

に何事も無かったようにテーブルは鎮座ましましています。不思

議です。このテーブルに頬杖をついていると、まるでバンクーバ

ーが泉北ででもあるかのような気分です。

 ただ、私たちが長く集めた書籍が、買い取られることもなく、紙

くずとして、運び去られるのを聞いたときは、哀しく思いました。

あの膨大な本たちは、私たちの心の歴史でもありました。しかし、

こうして処分されるのも押しとどめられない新しい歴史であると

するなら、甘受するより無いと思いました。すべての処分を息子

に託すのも大きな迷惑でしょうから、かえって私が処分できて良

かったのかもしれません。

 夫が旅立って丸六年になろうとしています。未だのうのうと生

きながらえている自分がここにあります。模索しつつ生きてきた

この六年を夫への感謝で振り返らずにはいられません。

 さて、息子将城はライフスタイルを変えるべく、この四月の半

ばにこちらにまいりました。その後、幸いにも、夫の長年の友人

であったカナディアンの弁護士David・Andasson氏のご厚意で

彼の事務所で働かせていただくことにことになり、ワーク・ビザを

取得することができました。将来はいかようになるか、すべては

彼の努力次第ですが、多少の展望が開かれつつあると私は思

っています。

 彼も今はこちらの山登りのグループに参加して、結構カナダ

ライフを楽しんでいる様子です。まだまだ知らないカナダの生

活と自然を学んでいってもらいたいものです。さて、ここからは

宣伝です。

 我がクリフローズ亭では、日本からのショートステイをお受け

いたしております。安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描き

たい方、詩作に耽りたい方、マスコミ、税務署、警察などに追

われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみ

に足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き

受けいたしております。私の絵とカナダの自宅に付いてはHP

をご覧くださいませ。

  カナダは優しい国です。勝ったり負けたりのない国です。

穏やかな国です。自由な国です。自然そのままの国です。

   皆様のお越しを重ねてお待ちいたしております。
 
  Cliffrose亭   柳谷 千恵子 cyanagitani@shaw.ca  

              柳谷 将城   myanagi@shaw.ca

        URL   http://www.cyanagitani.com

 2967 Cliffrose Cres.Coquitlam.B.C.Canada V3E 2T2

                1-604-945-5945

 ==============================================
Love from Chieko Yanagitani in Greater Vancouver
E-Mail cyanagitani@shaw.ca
MSN   cyanagitani@hotmail.com
URL   http://www.cyanagitani.com
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  Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加      Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加



 みなさま、お元気でお過ごしでいらっしゃいましょうか。忙しさ

に取り紛れて、Cliffrose通信を怠けてしまっていました。ずい

ぶんご無沙汰いたしております。

 バンクーバーは雨期の冬が訪れたはずでしたが、ここ数日は

素晴らしいインディアンサマー、晴れた日に必ず降りる分厚い霜

のおかげで、長く楽しませてくれた庭のコスモスもダリアも全滅で

す。さて、

 この3月末日、息子の渡加に伴い、日本の自宅を、近畿大学

医学部で英語を教えていらっしゃるアメリカ人のご婦人にお貸

しいたしました。

 夫と共に建てた思い出深い家から、荷物を処分したり、私の大

好きだった大きなダイニングテーブルをカナダに向けて運び出

すときは、感慨深いものがありました。今はバンクーバーの自宅

に何事も無かったようにテーブルは鎮座ましましています。不思

議です。このテーブルに頬杖をついていると、まるでバンクーバ

ーが泉北ででもあるかのような気分です。

 ただ、私たちが長く集めた書籍が、買い取られることもなく、紙

くずとして、運び去られるのを聞いたときは、哀しく思いました。

あの膨大な本たちは、私たちの心の歴史でもありました。しかし、

こうして処分されるのも押しとどめられない新しい歴史であると

するなら、甘受するより無いと思いました。すべての処分を息子

に託すのも大きな迷惑でしょうから、かえって私が処分できて良

かったのかもしれません。

 夫が旅立って丸六年になろうとしています。未だのうのうと生

きながらえている自分がここにあります。模索しつつ生きてきた

この六年を夫への感謝で振り返らずにはいられません。

 さて、息子将城はライフスタイルを変えるべく、この四月の半

ばにこちらにまいりました。その後、幸いにも、夫の長年の友人

であったカナディアンの弁護士David・Andasson氏のご厚意で

彼の事務所で働かせていただくことにことになり、ワーク・ビザを

取得することができました。将来はいかようになるか、すべては

彼の努力次第ですが、多少の展望が開かれつつあると私は思

っています。

 彼も今はこちらの山登りのグループに参加して、結構カナダ

ライフを楽しんでいる様子です。まだまだ知らないカナダの生

活と自然を学んでいってもらいたいものです。さて、ここからは

宣伝です。

 我がクリフローズ亭では、日本からのショートステイをお受け

いたしております。安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描き

たい方、詩作に耽りたい方、マスコミ、税務署、警察などに追

われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみ

に足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き

受けいたしております。私の絵とカナダの自宅に付いてはHP

をご覧くださいませ。

  カナダは優しい国です。勝ったり負けたりのない国です。

穏やかな国です。自由な国です。自然そのままの国です。

   皆様のお越しを重ねてお待ちいたしております。
 
  Cliffrose亭   柳谷 千恵子 cyanagitani@shaw.ca  

              柳谷 将城   myanagi@shaw.ca

        URL   http://www.cyanagitani.com

 2967 Cliffrose Cres.Coquitlam.B.C.Canada V3E 2T2

                1-604-945-5945

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MSN   cyanagitani@hotmail.com
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Cliffrose Letter 2002 .12.8 第七回油絵小品展を終えて

Cliffrose Letter 2002 .12.8 第七回油絵小品展を終えて

 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

0041-1-604-945-5945

柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

0041-1-604-945-5945

柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

0041-1-604-945-5945

柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

0041-1-604-945-5945

柳谷 千恵子 拝
第七回 柳谷 千恵子 油絵小品展

































 
  

 
 

 

 

CliffroseLetter 1998_2009