Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。眠れない夜の話。みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は
 「ポン酢の作り方教えて」
 
 ほんの数週間前だった。日本にいるときは則子さんから
 
彼女手作りのポン酢を何度ももらった。「太田ポン酢」 私の仲間
 
たちはそう呼んだ。彼女独特のうんちくのこもった旨味に、それは
 
満たされて、すっぱく辛く切れの良い味だった。
 
「胡麻豆腐は少し牛乳を入れるとおいしいのよ」
 
 これも彼女から教えてもらった取って置きの隠し味である。
 
 則子さんとはただの友達とはいえない。友達なんかではなく、同志だった
 
と思っている。
 
 七年半前、私が夫に急逝された前後、さまざまな形で、彼女のお世話に
 
なった。私の夫の死を、高齢のため知らされていなかった母の前で、
 
借金をチャラにするため大芝居を打つ手伝いまでしてもらったこともある。
 
それはまるでシーリアスながら、笑い話であった。彼女は私の生きるための
 
同志でもあったのだった。
 
 その後、夫の死をまっすぐに受け止められず、カナダに逃亡した私を、陰に
 
陽にどれだけ助けてくれたことか・・・・。葛粉を買って、赤紫蘇、梅酢、
 
しょうがの塩漬け、梅干、お茶、山椒、コーヒーシュガー、毛布、スリッパ
 
まで、私はどれだけ彼女にお願いしたか。則子さんは嫌がらず二つ
 
返事で買い物をしてくれていた。
 
 カナダでの生活のためにやむなく自宅で開催した二度の個展でも
 
多くの友人の手を煩わせたけれど、とりわけ彼女の適切な助言と
 
積極的な手助けには、どれだけ感謝したか知れない。
 
 去年の個展の打ち上げのとき、彼女の美しいアリアを聴いた。それは
 
美しくつややかなソプラノと巻き舌で皆を驚かせた。あの時、彼女はバレーも
 
習っていてとても健康にいいのだと話していたのだった。
 
 信じられない、信じられない悪夢を見ているような気持ちである。病気の
 
話を由美ちゃんからメールで知ったときも、冗談だと思った。
 
 ポン酢の配合を聞いたのは、わずか数週間前のことに過ぎない。彼女の
 
声は元気で、何事も無い風だった。いつものように何もない退屈な桃山台の
 
穏やかな空気を感じただけだった。
 
 これは嘘だと、誰か言ってください。これは悪い冗談だと、どなたか言っ
 
てください。彼女の病を得た姿を見ていない私は、この現実を信じられ
 
ないし、信じたくないのです。
 
 おばあちゃん、祥隆さん、子供たち、彼女の助けを必要としている
 
私を含めた多くの友人たち、私たちはまだまだあなたが必要だった。
 
どうして、こんなに急に、こんなに早く幕を引いてしてしまうのですか。
 
 「あんたの声を聞いてから入院しようと思って」と電話を貰ったとき、
 
「こんな病気ぐらいでくたばったらあかんで。あんたはそんな弱い女や
 
ない」と言い合ったのは、まだ三週間にもならない。
 
 何かと不条理な世の中で、死だけは誰にも平等にやってくる。死
 
なない人間などいないのである。だから、則子さん、あなたは少し
 
先に行くだけ。いずれ私たちもさして遠くない未来に、あなたに会
 
えるに違いない。そのときまた、いままでのようにお料理の話を
 
いっぱいしよう。少し先に行って、私たちの来るのを待っていてね。
 
ご馳走作って。
 
 則子さん、あなたは良くがんばりました。よく人生の主役を演じきり
 
ました。見事でした。今、私は あなたの旅立ちの日を、あなたの人生の
 
フィナーレを、はるかカナダから拍手でお送りさせていただきます。
 
"""""""""""
 
残されたご家族と彼女の多くの友人たちに次の言葉を送ります。
 
 Happy memories never wear out...Relive them as often as you want.
  楽しかった思い出は減る事はありません、何度でもおもいだしなさい。
 
 You can’t change the past, but you can ruin the present by worrying
 about the future.
  過ぎし日をかえることはできません、でも未来をおそれることで
  現在をだめにすることはできます。
 
 前向きだった則子さんのように、私たちも未来に向かって
 
 Enjoy life!
 
 柳谷 千恵子 拝
 
 則子さんのたくさんの写真が私のホームページ上で、今も
 
生き生きとあります。則子さんは永遠です。
 
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
Love from ChiekoYanagitani in  GreaterVancouver
      cyanagitani@shaw.ca
      cyanagitani@hotmail.com
URL http://www.cyanagitani.com

URL http://www.cyanagitani.com/B&BCliffrosetop.htm
 
 

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。
Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。眠れない夜の話。
 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



==============================================
Love from Chieko Yanagitani from Greater Vancouver
E-Mail cyanagitani@shaw.ca
MSN   cyanagitani@hotmail.com
URL   http://www.cyanagitani.com
===========================================みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

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を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

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違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振

り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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      Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加



 みなさま、お元気でお過ごしでいらっしゃいましょうか。忙しさ

に取り紛れて、Cliffrose通信を怠けてしまっていました。ずい

ぶんご無沙汰いたしております。

 バンクーバーは雨期の冬が訪れたはずでしたが、ここ数日は

素晴らしいインディアンサマー、晴れた日に必ず降りる分厚い霜

のおかげで、長く楽しませてくれた庭のコスモスもダリアも全滅で

す。さて、

 この3月末日、息子の渡加に伴い、日本の自宅を、近畿大学

医学部で英語を教えていらっしゃるアメリカ人のご婦人にお貸

しいたしました。

 夫と共に建てた思い出深い家から、荷物を処分したり、私の大

好きだった大きなダイニングテーブルをカナダに向けて運び出

すときは、感慨深いものがありました。今はバンクーバーの自宅

に何事も無かったようにテーブルは鎮座ましましています。不思

議です。このテーブルに頬杖をついていると、まるでバンクーバ

ーが泉北ででもあるかのような気分です。

 ただ、私たちが長く集めた書籍が、買い取られることもなく、紙

くずとして、運び去られるのを聞いたときは、哀しく思いました。

あの膨大な本たちは、私たちの心の歴史でもありました。しかし、

こうして処分されるのも押しとどめられない新しい歴史であると

するなら、甘受するより無いと思いました。すべての処分を息子

に託すのも大きな迷惑でしょうから、かえって私が処分できて良

かったのかもしれません。

 夫が旅立って丸六年になろうとしています。未だのうのうと生

きながらえている自分がここにあります。模索しつつ生きてきた

この六年を夫への感謝で振り返らずにはいられません。

 さて、息子将城はライフスタイルを変えるべく、この四月の半

ばにこちらにまいりました。その後、幸いにも、夫の長年の友人

であったカナディアンの弁護士David・Andasson氏のご厚意で

彼の事務所で働かせていただくことにことになり、ワーク・ビザを

取得することができました。将来はいかようになるか、すべては

彼の努力次第ですが、多少の展望が開かれつつあると私は思

っています。

 彼も今はこちらの山登りのグループに参加して、結構カナダ

ライフを楽しんでいる様子です。まだまだ知らないカナダの生

活と自然を学んでいってもらいたいものです。さて、ここからは

宣伝です。

 我がクリフローズ亭では、日本からのショートステイをお受け

いたしております。安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描き

たい方、詩作に耽りたい方、マスコミ、税務署、警察などに追

われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみ

に足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き

受けいたしております。私の絵とカナダの自宅に付いてはHP

をご覧くださいませ。

  カナダは優しい国です。勝ったり負けたりのない国です。

穏やかな国です。自由な国です。自然そのままの国です。

   皆様のお越しを重ねてお待ちいたしております。
 
  Cliffrose亭   柳谷 千恵子 cyanagitani@shaw.ca  

              柳谷 将城   myanagi@shaw.ca

        URL   http://www.cyanagitani.com

 2967 Cliffrose Cres.Coquitlam.B.C.Canada V3E 2T2

                1-604-945-5945

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  Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加      Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加



 みなさま、お元気でお過ごしでいらっしゃいましょうか。忙しさ

に取り紛れて、Cliffrose通信を怠けてしまっていました。ずい

ぶんご無沙汰いたしております。

 バンクーバーは雨期の冬が訪れたはずでしたが、ここ数日は

素晴らしいインディアンサマー、晴れた日に必ず降りる分厚い霜

のおかげで、長く楽しませてくれた庭のコスモスもダリアも全滅で

す。さて、

 この3月末日、息子の渡加に伴い、日本の自宅を、近畿大学

医学部で英語を教えていらっしゃるアメリカ人のご婦人にお貸

しいたしました。

 夫と共に建てた思い出深い家から、荷物を処分したり、私の大

好きだった大きなダイニングテーブルをカナダに向けて運び出

すときは、感慨深いものがありました。今はバンクーバーの自宅

に何事も無かったようにテーブルは鎮座ましましています。不思

議です。このテーブルに頬杖をついていると、まるでバンクーバ

ーが泉北ででもあるかのような気分です。

 ただ、私たちが長く集めた書籍が、買い取られることもなく、紙

くずとして、運び去られるのを聞いたときは、哀しく思いました。

あの膨大な本たちは、私たちの心の歴史でもありました。しかし、

こうして処分されるのも押しとどめられない新しい歴史であると

するなら、甘受するより無いと思いました。すべての処分を息子

に託すのも大きな迷惑でしょうから、かえって私が処分できて良

かったのかもしれません。

 夫が旅立って丸六年になろうとしています。未だのうのうと生

きながらえている自分がここにあります。模索しつつ生きてきた

この六年を夫への感謝で振り返らずにはいられません。

 さて、息子将城はライフスタイルを変えるべく、この四月の半

ばにこちらにまいりました。その後、幸いにも、夫の長年の友人

であったカナディアンの弁護士David・Andasson氏のご厚意で

彼の事務所で働かせていただくことにことになり、ワーク・ビザを

取得することができました。将来はいかようになるか、すべては

彼の努力次第ですが、多少の展望が開かれつつあると私は思

っています。

 彼も今はこちらの山登りのグループに参加して、結構カナダ

ライフを楽しんでいる様子です。まだまだ知らないカナダの生

活と自然を学んでいってもらいたいものです。さて、ここからは

宣伝です。

 我がクリフローズ亭では、日本からのショートステイをお受け

いたしております。安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描き

たい方、詩作に耽りたい方、マスコミ、税務署、警察などに追

われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみ

に足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き

受けいたしております。私の絵とカナダの自宅に付いてはHP

をご覧くださいませ。

  カナダは優しい国です。勝ったり負けたりのない国です。

穏やかな国です。自由な国です。自然そのままの国です。

   皆様のお越しを重ねてお待ちいたしております。
 
  Cliffrose亭   柳谷 千恵子 cyanagitani@shaw.ca  

              柳谷 将城   myanagi@shaw.ca

        URL   http://www.cyanagitani.com

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Cliffrose Letter 2002 .12.8 第七回油絵小品展を終えて

Cliffrose Letter 2002 .12.8 第七回油絵小品展を終えて

 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


URL http://www.cyanagitani.com  

Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

0041-1-604-945-5945

柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


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Mail  cyanagitani@shaw.ca       

2967Cliffrose Cres. Coquitlam B.C.Canada V3E 2T2

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柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


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柳谷 千恵子 拝 バックヤードのダリアが、秋の日差しの中でたわわに咲き誇っています。カナダの秋です。

メープルも赤や黄色に色づき始めました。御無沙汰いたしております。皆様はいかがお過ごし

でしょうか? さて、夫が旅立って、早いもので五年になろうとしております。私のカナダ移民としての

生活も四年半。何とかこの地に根付つつあります。しかし、夫に守られていた56年間が、幸せな

日常であったことを愚かにも気づかず、すべてを自らが賄わなければならない今、彼の偉大さを

思わずにはいられません。

 夫を忍ぶ酔歌祭も皆様のご迷惑も省みず四度を数えましたが、今年は私のカナダで描きためた

油彩小品展を、大阪は堺市の自宅で開催することにいたしました。カナダの自宅の庭に咲いた

小花の数々を2×6の板に描いたものが中心となります。お忙しい中、お暇がございましたら是非

ご笑覧くださいませ。


       柳谷 千恵子 油彩小品展


日時   11月16日(土)から11月24日(日)

          10時から6時まで

所    大阪府堺市桃山台三丁2番16号

電話  072-298-5964

最寄りの駅 泉北高速鉄道栂美木多駅下車

          徒歩13分、タクシー2分 

 なお、カナダの自宅では、安いフィーでゴルフをしたい方、絵を描きたい方、詩作に耽りたい方、

マスコミ、税務署、警察などに追われている方、はたまた失った恋の行方を捜したい方、悲しみに

足をすくわれそうなあぶない方々のショートステイをお引き受けいたしております。私の絵とカナダの

自宅に付いては以下のHPをご覧くださいませ。  


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柳谷 千恵子 拝
第七回 柳谷 千恵子 油絵小品展

































 
  

 
 

 

 


 

























  

 



みなさまにはお変わりもなくお過ごしでしょうか?今年の冬は

暖かかったせいか、特に桜の開花が早まったようです。日本は

いつになく寒いようですね。こちらでは雪も申し訳程度しか降ら

ない残念な冬でした。

 さて、今日は停電の話です。power failure、 black out と

言うのだそうですが、ここではマッチとローソクはかかせません。

もちろん、直接照明を嫌うかれらのことですから、ローソクはとて

も大切な日常の贈り物として定着しています。いまだ日本を引き

ずっている私が騒ぐほど、彼らは不満に思っていないのでしょう

が、驚きましたねえ。数日前のことです。

 その夕刻七時、私はガレージでウッドワークをしていました。

びゅんびゅん電動丸鋸などを使っていたのです。と、突然、停電。

電気を使いすぎての我が家だけの停電かとはじめは思いました。

なら、とにかくほかの部屋へ行って善後策をと、そろそろと真っ暗

な中、移動始めました。蟹歩きで。ところが階段は見つからず全く

違った方向のガレージドアに行き着いたのです。全く人間は明か

りに頼らずには、方向さえ決めることがおぼつかないのですね。

 それからの二時間、真っ暗な音のない中で、私は来し方行く末

をつくづく考えていました。ここは日本を遠く離れたカナダはB.C.

州です。

 思えば遠くへきたもんだ・・・・。走ってばかりいて、あまり後ろを振
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り向いていなかったとも思いました。暗闇は、とても不思議な、自分

を思い起こすことのできる雰囲気を作っていました。

 ほかの州は定かには知りませんが、ここには一基の原子力発電も

ありません。冬に積雪のすくなかったこの夏はもっと停電があるかも

しれません。この停電の前は、真夜中でしたが6時間続きましたから、

もしこれが日本なら、暴動が起こるかも・・・。

 なす事もなくぼんやりしていても仕方がないので、私は、ろうそくの

揺らめく炎を頼りに、宮沢賢治の「春と修羅」を読み始めました。

お客様がおみやげに持ってきてくださったものです。

 
           くらかけの雪   宮沢賢治

         たよりになるのは

         くらかけつづきの雪ばかり

         野はらもはやしも

         ぽしゃぽしゃしたり黝くすんだりして

         すこしもあてにならないので

         ほんたうにそんな酵母ふうの

         朧なふぶきですけれども

         ほのかなのぞみを送るのは

         くらかけ山の雪ばかり

         (一つの古風な信仰です)


  イーハトーブの原風景かなと想像しつつ、彼特有の言い回しを

  暗闇の中でたっぷり楽しませてもらったのでした。

  

  さて、Chiekoは3月16日帰国します。長男がこちらに留学いたし

ますので、家の整理のためです。どなたか留守宅に住んでくださる方

を探しているのですが、いらっしゃらないでしょうか?家具付きです。笑

 世界は異様な雰囲気ですね。戦争が好きなのは男だと言う話もある

ので、世界中の国家元首は女が占めるといいのかもしれません。命の

重さを知っているのは命を生み出す女だけかもしれません。命を奪い

あう兵器の競争するなど、異様です。

 平和のための戦争などあり得ないのです・・・。

 ちなみに、私は、カナダには31日帰国の予定です。

 Chieko



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 皆様 お元気でいらっしゃいますか。バンクーバーは雨季の

始まり、冬の到来です。11月も末になれば美しいクリスマス

イルミネーションも灯り始めることでしょう。


 今日はモーツアルトの話です。いや、ただこのごろBGMに

モーツアルトのビアノコンチェルトなどをを使っているという

だけの話なのですが・・・。


 長く私のBGMはショパンのノクターンでした。夫の旅立ちも

これで見送りましたし、あれ以来八年、我が巨大HPもショパン

一色なのでした。それがモーツアルトに転向です。彼の穏や

かでしなやかな旋律は私の心を沈め楽しませます。何故か

この穏やかさが、制作意欲すら沸かせるのです。


 ご存知のように映画「アマデウス」ではモーツアルトはサリ

エリに鎮魂歌を注文され、いびり殺されたことになっています。

サリエリには、他人の才能を見抜く、ずば抜けた能力が備わって

いたのです。彼はモーツアルトのたぐいまれな才能に嫉妬し続け、

自らの才能のなさを自覚していたということになっています。

真偽のほどは別にして、あの映画は驚きでしたね。覚えて

いられる方も多いことでしょう。


 この国でのサバイバルのために、移住以来、名もない私ですが

多国籍のかたがたに油絵のレッスンをしています。私の教え

られるのは筆の洗い方と、油の溶き方、それに、アートには

ルールがないということ、貴方の道は貴方自身で見つけなさいと

いうことだけなのです。フリーのランチが魅力なのか、沢山というほど

ではないけれど、いらしていただいています。


 はじめはお遊びのつもりの彼らが、どんどん彼らの道を見つ

けて育つのです。それぞれの方向に育っていくのです。信じられ

ないほどです。私の中の価値観まで壊すほどの発想をする人まで

出てきます。そうですね。古い人はもう七年半にもなるのです

から、当然でしょうか。


 彼らを見ているうちに、私はモーツアルトではなくサリエリで

あることを確認せざるを得ないのです。彼らの作品の素晴らしさ

がわかってしまうのです。自らの平凡な画風に比べて、彼らの

発想の新鮮なこと・・・。 


 スポーツの世界でも、よい選手は必ずしもよい指導者になれる

とは限らないといいます。名もなく、才能もなく、非力の、平凡

な者こそ、よい指導者になれるのではないかと、私は変に納得し

たりしているのです。


 絵描きであるよりも物書きでありたいと、私は長く思ってき

ました。万年候補作家にも関わらず、この七年、忙しさを口実に

何も創作をしてこなかったにも関わらず、私はまだ物書きで

いたいと思い続けてきました。たつき(方便)のために絵を描き

絵を売り、絵を教えているにも関わらず、まだ物書きでいたいと

思い続けているのです。そして、自分をエセ絵描きだと思い

続けているのです。生徒たちには大迷惑なことですね。


 Chiekoサリエリは、性格温和にして人情家のつもりなので、

決して私のモーツアルトたちを殺めるような事はいたしません

からご安心ください。しかし、悲しいですね。私はサリエリ的

人生のまま、あの世に行くのでしょうか。サリエリはモーツアルト

にはなりえないのでしょうか。


 モーツアルトのあふれる才能を理解し、嫉妬し、殺したい

ほどその才を羨望し、憎み、悔恨にまみれてで亡くなって

いったサリエリの気持ちが、痛いほどわかるように思えるの

です。


 最後にサリエリが若い神父にした懺悔の言葉です。(映画)

 老サリエリは若い神父に語る。「君の慈悲深い神は、愛する者の

命を奪い、凡庸な才能の人間には栄光のお裾分けも与えなかった。


神はモーツァルトを殺し、私には苦しみの日々を・・・以来32年間の

苦痛に満ちた日々。自分が徐々に忘れ去られて、私の音楽がすた

れていく。今ではまったく演奏もされない。・・・ひきかえ彼の音楽は・・・」 
 
 以下のページに生徒たちの様子も一部載っていますのでご覧に

なっていただけます。


http://www.cyanagitani.com/sub11/05artstudio.htm

ウォルフガング・アマデウス・モーツアルトと、サリエリに

ついては以下のサイトをご覧くださいませ。 


http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/AMADEUS.htm

http://wadaphoto.jp/kikou/mozart.htm

 Chiekoの初冬の雑感でした。


 柳谷 Chieko 拝

 """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
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1、旅立ちの日
2、蜂鳥
3、クリフローズ通信をお届けします
4、ヘンケルの牛刀
5、新春笑い話をお届けしましょう
6、出版のごあいさつ
7、I got landed immigrant status
8、小さな総括
9、裏の庭でつくしを見つけました
10、April 4 '00: イリーナの話
11、July '00: Vancouver便り
12、Oct. 29 '00: 酔歌祭のこと
13、Nov. 26 '00: 藤村の根無し草四つの巻の序
14、Sep.16 '00: I got new boyfriend.
15、Mar. 15 '01: 素晴らしい春の始まり
16、Oct. 11 '01: 酔歌祭
17、アドレス変更のお願い
18、Dec. 22 '01: 酔歌祭の御礼
19、Jan. '02: A Happy New Year to Everybody.
20、Mar. 20 '02: 息子たちへ
21、今旅立とうとしている母へ
22、「すばるのかなた」ご出版に寄せて
23、柳谷千恵子油彩小品展のお知らせ
24、柳谷千恵子油彩小品展の御礼
25 Cliffrose Letter Jan. 1.2003 :あけましておめでとうございます
26 Cliffrose Letter March 13 2003 停電 in Canada
27 Cliffrose Letter Nov.19.'03 息子の来加
28、Cliffrose Letter Dec.28 '03 眠れない夜は・・・。
29、Cliffrose Letter Oct.6.2004 食い物の話
30..Cliffrose Letter Oct.25 2004  個展のご案内
31.Cliffrose Letter Dec.30. 2004 昨日はどこにもありません。
32.独り女の独り言
33、.死生観
34.数々の出会い
35.Feel Guilty
36.旅立つ親友太田則子へ送る言葉
37.映画の話
38.狭い地球
39.英語でのコミュニケーション 将城
40.モーツアルトとサリエリとChieko
41.商売と信頼関係 将城
42.VOL.36 Cliffrose Letter Dec.30.'05 平穏・平凡・平和
43.Cliffrose Letter vol. 37 - 年賀状とクリスマスカード
44.Mr.Revenko& Mr.Ohyama  
45.Cliffrose Letter vol. 38 ‐ 謙譲の美徳と外国人
46.Vol.39 Cliffrose Letter Feb.18.'06 春のお知らせ
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48.Vol40 Cliffrose Letter Apr.22.'06 イゴール氏と大山氏
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50.Vol.41on Jun 25, 2006 - 住みやすいのはドッチ?日本vsカナダ
51.Vol.42 「崖の薔薇」と町名変更訴訟雑感
52.Vol.43  クリスマスって何の日?
53.Vol.44  Cosmopolitan  コスモポリタン
54.Vol.45 遅い夏の訪れ
55.Vol.46 バンクーバー外食事情
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59.Cliffrose Letter Vol.48 あけましておめでとうございます
60.Cliffrose Letter Vol.50 2008.Apr. 世代交代のとき?
61.CliffroseLetter Vol.52 29.Aug.:2008 一粒のトマトの種もし死なずば・・
62.CliffroseLetter Vol.53 29.Aug.:2008 匂いの野菜
63.CliffroseLetter Vol.54 5.Oct.2008 フランス生まれのトマトその後
64.CliffroseLetterVol.55 ナイアガラとアメリカ
65.CliffroseLetterVol.56 リサイクルin Canada
66.CliffroseLetterVol.57 新年のご挨拶
67.CliffroseLetterVol.58 往く年来る年
68.Cliffrose Letter Vol.60 柚子の栽培とおからの話
69.Cliffrose Letter Vol.61 チビた鉛筆と蕗の薹 
70.Cliffrose Letter Vol.62カナダ産の新生姜 
71.CliffroseLetter.Vol.63 夫のいます山・Mt.Baker
72.CliffroseLetter.Vol.64 秋から冬へのカナダの風物詩
73. Cliffrose Letter vol. 65 年末のご挨拶 デフレ雑感
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78.CliffroseLetter Vol 66. 今年得たもの無くしたもの  
 
 
80.CliffroseLetter Vol 67 日加サービス比較
81.Cliffrose Letter Vol .68  Cliffroseはひきこもり






  


LETTER
ARTSTUDIO YOKOHAMA B&BCLIFFROSE QUESTS MYHOUSEINJAPAN











I

 




VOL.34 Cliffrose Letter Nov.16.'05 モーツアルトとサリエリとChieko

CliffroseLetter 1998_2009